朧月亭ハウスルール
■キャラクター作成に関するルール変更:
人間キャラクターの作成時オプション:
種族を人間で選択した場合、以下に示す種族特典から最大2つまでを選ぶことができます。
ただし、このときに選択するボーナスは、それぞれ別の種類のものでなければなりません。
これらの種族ボーナスの取得は任意で、一つだけ習得することも可能ですし、また、習得しなくても構いません。
種族ボーナスは作成時にのみ取得でき、以降は追加や入れ替えは一切不可能とします。

1.任意の能力値を×1.5します。これによって全ての能力値が12を超えた場合、達人の前提条件を満たしたとみなします。
2.作成時に2つめのタレントを習得できます。このときに習得できるタレントは任意で決定できますが、能力値に1d6を加算することはできません(作成時には対応能力値の数値のみがタレントの数値となります)。
3.作成時の所持金額を3d6×15で決定します。このとき、2回振って好きな方の出目を選択できます。
4.セッション後に獲得できる冒険点が5%増加します(端数切り上げ)。

種族ごとの身長、体重の倍率変更:
人間以外の種族ごとの身長、体重の倍率はルールブックに掲載されていますが、 エルフ以外の種族を見ると、身長と比較して体重が非常に重くなってしまう傾向にあります。
そこで、『朧月亭』で人間以外の種族を用いる場合、ルールブックの表の代わりに下の表を用いて身長、体重を計算してください。

種族名身長体重
エルフ×1×0.67
ドワーフ×0.67×1
フェアリー×0.1×0.01
ホブ×0.5×0.25
レプラコーン×0.33×0.11

作成時に所持しているアイテム:
キャラクターはダイスロールで決定した額の金貨に加え、シャツ、ズボン、ベルト、ブーツなどの衣服は 既に身に付けているものとして扱ってかまいません。

言語に関して:
プレイヤー・キャラクターは知力の値にかかわらず、指定した言語ひとつの会話が可能です。
知性度が12以上のキャラクターは、12をひとつ上回るごとに追加で言語を一つ習得します。
なお、種族に関係なく、プレイヤー・キャラクターの初期言語は共通語とします。

言語一覧:
共通語人間、人間と友好的関係にある種族
エルフ語エルフ、フェアリー、ブラウニー
ドワーフ語ドワーフ、ノーム、コボルドなど
トロール語トロール、ゴブリン
ホブ語ホブ
ジャイアント語ジャイアント、サイクロプスなど
バルログ語バルログ、炎の悪魔など
悪魔語インプ、ガーゴイル、デーモンなど
オーク語オーク、オーガーなど
グレムリン語グレムリン、レプラコーンなど
ドラゴン語ドラゴン、リザードキン、ナーガなど
魔法語(テレパシー)魔法とかかわりの深い種族
盗賊語盗賊の符丁や暗号言語
魔獣語グリフィン、スフィンクス、マンティコアなど
精霊語エレメンタルやエレメンタルに近い種族
各種動物語(イヌ語、ネコ語etc)それぞれの動物


■戦闘などに関するルール変更:
選択ルールについて:
ルールブックで紹介されている二つの選択ルールのうち、バーサークはルールブックの通りに適用します。 ただしこちらは戦士と達人のアーキタイプを選択したキャラクターのみ可能とします。 ショック効果は魔法に対しては適用しますが、飛び道具に関しては現時点では適用しないものとします。

二刀流について:
片手で扱うことの出来る武器を両手に持って攻撃する際には以下のことに気をつけてください。
1. 二刀流で戦う際には、使用者の体力度と器用度は二つの武器の必要体力度と必要器用度それぞれを合計した数値を上回っていなければなりません。
このとき、限界重量点も充分でなければなりません。
2. 両手戦闘」などの二刀流で戦うためのタレントか、もしくは装備する武器に対応したタレントを持たないと (たとえば剣の二刀流ならば「剣術」、槍の二刀流ならば「槍術」、斧とメイスならば「柄付き武器習熟」など)、 戦闘中に武器を落とす可能性があります。
3. 上記のタレントを持たない場合は、ダメージを受けるたびに体力度か器用度、幸運度のいずれかを基準としたSRを行い、 失敗したら逆手に持った武器を落としてしまいます。
4. 武器を落とした場合は次のターンは利き手に持った武器一つで攻撃します。
ターンの終わりに武器を拾うかどうかを決めて、拾うならば器用度、速度、幸運度のいずれかを基準とした SRを行い、成功したら武器を拾うことができます。
SRに失敗した場合は武器は拾えず、次のターンの終了時に再びSRを行わなければなりません。

飛び道具の命中修正について:
飛び道具を使用する際には、器用度のSRを行う際、距離によるレベルに目標のサイズに基づいた修正倍率をかけた値を最終的なSRのレベルとしてください。
これによりSRのレベルが1を下回った場合は、目標とするレベルは1であるものとみなします。 大きさの目安と、それぞれに対応するSRの修正倍率の値は以下のとおりです。

大きさの目安 SRの修正値
501cm ×0.25
251cm500cm×0.5
101cm250cm×1
51cm100cm×2
 50cm×4

魔法と飛び道具の扱いについて:
《これでもくらえ!》《思いのまま撃て》《凍ってください》などの攻撃呪文によるダメージは、武器によるヒットと合計します。 攻撃が勝った場合、呪文のダメージは術者が指定したキャラクターに向かい、余剰ダメージがある場合は防御側パーティで分配します。 ダメージヒットで負けていた場合でも攻撃呪文が発動していれば、ショック効果によって呪文のダメージは術者が指定したキャラクターに向かいます。
弓やスリング、手裏剣などの飛び道具に関しては、不意打ちのときには1体のみを対象とすることができますが、乱戦時には通常の攻撃と同様、 防御側パーティでダメージを振り分けるものとし、こちらはショック効果は発生しないものとします。

対抗呪文の扱いについて:
《これでもくらえ!》を初めとする攻撃呪文は、《くらってたまるか!》《私を守って》などの防御呪文や、 《ちょっと待った!》《魔法破り》などの対抗呪文で打ち消すことが可能です。
このとき、呪文を打ち消そうとするキャラクターは、「行動を遅らせる」ことを宣言し、 相手が攻撃呪文を唱えてからこれらの対抗呪文を使うようにしてください。
なお、行動を遅らせた場合でも、相手が攻撃呪文を使ってこなかった場合には、ラウンド終了時に通常行動を取ることを可能とします。
ただし、行動を遅らせた後に呪文や飛び道具を使う際には、セービング・ロールのレベルは本来のレベルより1レベル高くなります。
(例:プレイヤー側の魔術師ハリーは敵の魔術師シリウスの攻撃呪文に備えて、行動を遅らせることを宣言しました。 しかしこのラウンドではシリウスは攻撃呪文を使ってこなかったため、ハリーはラウンド終了前に《これでもくらえ!》を撃つことに しました。ハリーは《これでもくらえ!》を本来のレベルである1レベルでかけることにしましたが、 呪文の判定に必要なセービング・ロールは本来のレベルよりも1高い、レベル2でのセービング・ロールに成功しなければなりません)

盗賊が盗賊組合から買う魔法の値段:
盗賊や市民のキャラクターは盗賊組合から(法外な値段で)呪文を購入することができます。
盗賊組合から買うことのできる魔法の値段は完全魔化アイテムの価格(p187)を基準とし、 その魔法が盗賊にとって役立つかどうかで0.2〜1.2倍の値段とします。

  • 基本価格は8000+(1000×呪文レベル)
  • 暗殺や戦闘の役に立ちそうな呪文……1.2倍
  • 探索、偵察、隠蔽、逃走、回復などの役に立ちそうな呪文……1.0倍
  • 何かの役に立ちそうな呪文……0.8倍
  • それ以外……0.2〜0.6倍

    盗賊組合から買った魔法は忘れることはありません。
    盗賊組合で売られている呪文は、7レベルまでの呪文であれば一度きりしか使えない「外れ」を売りつけられることはまずありませんが、 8レベル以上の呪文の場合、「外れ」の呪文を売りつけられる可能性があります(GMの判断とします)。

    なお、盗賊や市民が他のキャラクター(PCやNPC)から呪文を教えてもらうときには、
    通常通り(1000×呪文レベル)の金額で呪文を習得できるものとします。


    他のキャラクターから呪文を教わるときの金額:
    魔術師と達人、それから《教え》の呪文を使える盗賊は、戦士や専門家以外のキャラクターに呪文を教えることができます。
    このとき、呪文を教わった人は教えてくれた人に対して「1000×呪文レベル」の謝礼を払うことが原則となっていますが、 相談してこの額を減らしたり、また、まったく無償で教えることにしても構いません。
    時にはお金ではなく、無償の労働や何かの物品という形で対価を求められることもあるでしょう。
    どのような形で呪文を教わった場合でも、呪文のレベル分の知性度のSRに成功しなければ呪文を習得することはできません。
    なお、呪文を教える際には《教え》の呪文が使えることが前提条件となるため、伝道師以外の専門魔法使いは、 通常は他のキャラクターに呪文を教えることは出来ません。
    ただし、《教え》やそれに類する呪文のかかったマジックアイテムを使うことにより、 魔術師や達人などと同様に、他のキャラクターに呪文を教えることが出来るようになります。

  • ■経験点の算出方法:
    ルールブックに記されている経験点の算出方法と能力値を成長させるために必要な経験点の一覧を用いた場合、 キャラクターが成長するためには非常に多くの冒険を重ねなければなりません。
    『朧月堂』では少しルールを緩やかにし、もう少し早いペースで成長することの出来るルールを適用します。
    GMは以下の基準に基づき経験点を算出してください。

    シナリオクリア時、それぞれのキャラクターに「5+5×困難レベル」
    (例:難易度1のゴブリンの巣穴をクリアした場合、5+困難レベル×5点分の経験点、すなわち10点分の経験点を獲得する)
    戦闘では出現したモンスターのMRもしくは体力度、知性度を合計した値の1/100(端数切り上げ)をパーティで分配します。
    分配した数値に端数が生じた場合、切り上げてカウントします。
    (例:難易度1のゴブリンの巣穴では、MR30のゴブリンが4体出現しました。4体のゴブリンのMRの合計は120、 これを100で割ると1.2となるが端数切り上げで2として扱います。ゴブリン討伐に参加したPCは3人だったので、 分配すると一人あたり0.6666…となるため、小数点以下を切り上げて1人あたり1点の経験点を得たものとして扱います)
    よいロールプレイをした場合、SRに成功したか否かにかかわらず1点の経験点を獲得します。

    能力値を1点上昇させる際には、現在の能力値と同じだけの経験点が必要となります。

    ■キャラクターが死んでしまったときには……:
    「遺品」の扱いについて:
    セッション中、キャラクターが不幸にも命を落としてしまった場合、死亡してしまったキャラクターの武器や防具、 その他のアイテムやお金などの「遺品」は、持ち帰ることが出来た場合にはセッション終了後に、他のキャラクターに譲渡することが出来るものとします。
    セッションに参加したキャラクターのうち、誰か一人でも生き残って生還した場合には、持てる限りの全ての「遺品」を持ち帰ることが出来たものとしてみなしますが、 全滅した場合、「遺品」を取りに行くセッションを立てない限りは取りに行くことは出来ないものとします。
    「遺品」は通常、新しく作成したキャラクターや死亡したキャラクターのプレイヤーが使う他のキャラクターに譲渡されることになりますが、 譲渡する側とされる側の双方の同意があれば、他のプレイヤーのキャラクターに譲渡することも可能です。
    なお、「遺品」として認められるのは、セッション中に死亡したことが確認されたキャラクターの所有物だけとします。